つみかさねる人 Tさん

ただ運ぶだけじゃない
家具運送を極める面白さがある

Tさん

ドライバー

同年代が多く、居心地のいい職場が入社の決め手

私は友人の紹介で田中陸運の仕事を始めました。最初はアルバイトでしたが、経験を重ねるうちに上司から「社員にならないか」と声をかけてもらい、入社を決意しました。
同年代のスタッフが多く、休憩中や仕事終わりにする何気ない会話がとても楽しくて、「こんなに雰囲気のいい職場で働けるなら最高だな」と思ったのを今でも覚えています。

力以上に頭を使う、家具運送の奥深さ

今は家具運送チームの一員として、海外ブランドや数百万円する高級家具を運んでいます。家具は形や素材がさまざまで、運び方の知識が欠かせません。
例えば大理石のテーブルは横に寝かせると割れてしまう可能性があるため、必ず縦に運ぶなど、一つひとつにノウハウがあります。
現場の条件も毎回違います。坂や階段が多い場所や道幅の狭い現場など、どうすれば安全かつスムーズに運べるかを考えるのは難しくもあり、面白いところです。まさに専門職のように奥が深い仕事だと思います。

安全と効率を両立させるために工夫を重ねる

私は現場作業だけでなく、スタッフの配置や人数を考える工程設計も担当しています。
ある旅館にベッドや家具を20部屋分運ぶ仕事では、坂道が続く過酷な現場だったため、スタッフを増員し、順序や配置をしっかり決めて臨みました。その結果、無事に期日内で終えることができ、お客様から「助かりました」と感謝の言葉をいただいたときは、本当にうれしかったです。
一方で、無理な要望にきちんとNOを伝えることもあります。真夏にエアコンもない校舎の備品運びを担当したときは、休憩を取りながら進めたため、お客様から「早くしてほしい」とプレッシャーを受けました。でも無理をすればケガや士気低下につながるので、期日の延長をお願いしました。スタッフがいてこその仕事ですから、最善の方法を見極めるのも自分の役割だと思っています

創業80年の経験が自分を後押ししてくれる

大規模な現場では10~20人のスタッフを動かすこともあります。普段の仲間だけでなくアルバイトも加わるため、意思疎通が難しいこともあります。
百貨店での仕事中、運ぶ予定だったガラスが破損していたことがありました。その経験から、機材の配置や通路のルートをより細かくルール化し、スタッフ全員に徹底して共有するようにしました。
「こういう時はこうする」といった現場の知見を積み重ねてマニュアル化しているのは、創業80年の田中陸運だからこそ。予期せぬトラブルにも落ち着いて対応できるのは、この経験の蓄積があるからだと感じています。